O県某所のトンネル
# メニューの表示 @include('inc_bbsmenu-pc.php'); ?>
1.[名無しさん] 高校最後の夏、同じクラスの男友達3人と心霊スポットへ行ったときの実話です。 ケータイから繋いだネットで地元の心霊スポットを探すと、割と近場に出ると噂のトンネルがありました。 到着してみるとそこは道の両側を森に挟まれた山の中で、森はどちらも夜だからなのか真っ暗で人家の光なんて届かないしトンネルの中も当然と言うべきか明かり一つなかったので周りは車のヘッドライトだけでなんとか見えている程度でした。 トンネルまで近付いて中をのぞき込むと生暖かい風が流れてくるのに、鳥肌が立つほど寒かったのが気持ち悪くてハッキリと覚えています。 わたしは1秒でも早くトンネルから離れたくなって怖さから泣きそうになりながら怒ってしまって、でも、そのおかげか「ごめん…そんなに嫌がるとは思わなくて。写真だけとったらもう帰るから。」と言ってくれて安心しました。 写真も嫌ではあったけど、これで帰れるという安堵感があったので写真だけならと運転手をしてくれた友達のケータイで写メをとって車に戻りました。 そのとき、違和感を感じたんです。 黒い車体に汚れみたいなものが見えて「あれ?もっと綺麗な気がしたんだけどなぁ」とケータイのライトで照らした瞬間、本気で一瞬呼吸ができませんでした。 車にびっしりと手形が付いていたんです。 友達もそれに気付いたし怖かったけど、その車以外に移動手段もなかったので急いで乗り込んでトンネルから離れました。 その後、わたしと1人を下ろして運転手ともう1人の友達が帰る途中、事故に遭ったことを早朝に聞かされたときは心臓が止まりそうな思いをしました。 運転手をしていた友達も後部座席に座っていた友達も軽い怪我で済みましたが、事故のあとに車を見ると手形が消えていました。 事故の原因は乗っていた2人にもよくわかっておらず気が付くと車がガードレールに突っ込んでいたと聞いていたので、このことは4人の胸の中にしまうことになりました。 卒業後、たまたま4人で会えるときができたとき、あのとき運転手をしてくれた友達が言いづらそうにこれ…と差し出したのは当時使っていたケータイでした。 その中に残っていたあのときの写メにうつっていたんです。 なんだかんだ笑顔でうつっているわたしたち3人の背後に浮かんだ不気味な顔が。 07/29 00:27 au
スレッドに戻る
トップページ
表示:
ツリー
スレッド
トピック
新規投稿
記事検索
友達に教える
エピソードXに戻る
管理者にメール
マニュアル
管理画面
レンタル掲示板イーボ
ebo.jp